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Cloud SQL で MySQL データベースを設定する方法:初心者向けガイド
Google Cloud の Cloud SQL を使用して MySQL データベースを効率的に設定する方法を詳しく解説します。初心者でも簡単に理解できるステップバイステップのガイドです。

はじめに
クラウドコンピューティングの世界で、データベース管理は重要な要素です。Google Cloud の Cloud SQL は、フルマネージドの MySQL データベースサービスを提供し、開発者の負担を大幅に軽減します。
本記事では、Cloud SQL を使用して MySQL データベースを設定する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
Cloud SQL の概要
Cloud SQL は、Google Cloud が提供するマネージドデータベースサービスです。以下の特徴があります:
- 自動バックアップと更新
- 高可用性の設定オプション
- セキュリティ機能の組み込み
- スケーラビリティの高さ
前提条件
- Google Cloud アカウント
- プロジェクトの作成
- 課金の有効化
- Compute Engine API の有効化
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ステップ 1: Cloud SQL インスタンスの作成
- Google Cloud Console にアクセス
- ナビゲーションメニューから「SQL」を選択
- 「インスタンスを作成」をクリック
- MySQL を選択
- 必要な設定を行う(インスタンス ID、パスワード、リージョンなど)
ステップ 2: ファイアウォールルールの設定
セキュリティを確保するため、適切なファイアウォールルールを設定します。
- VPC ネットワーク → ファイアウォールルール
- 「ファイアウォールルールを作成」をクリック
- 必要な IP アドレスからのアクセスのみを許可するよう設定
ステップ 3: データベースの作成
- Cloud SQL インスタンスの詳細ページに移動
- 「データベース」タブを選択
- 「データベースを作成」をクリック
- データベース名を入力し、「作成」をクリック
ステップ 4: ユーザーの作成
- 「ユーザー」タブを選択
- 「ユーザーを作成」をクリック
- ユーザー名とパスワードを設定
ステップ 5: 接続
Cloud SQL への接続方法はいくつかあります:
- Cloud Shell
- 外部アプリケーション
- Google Cloud SDK
ここでは Cloud Shell を使用した接続方法を紹介します。
gcloud sql connect [INSTANCE_NAME] --user=root
まとめ
Cloud SQL を使用して MySQL データベースを設定することで、管理の手間を大幅に削減しつつ、スケーラブルで信頼性の高いデータベース環境を構築できます。
本記事で紹介したステップを順に実行することで、初心者の方でも簡単に Cloud SQL 上に MySQL データベースを設定することができます。
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クラウドデータベースの世界は日々進化しています。常に最新の情報をキャッチアップし、効率的なデータベース運用を心がけましょう。