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Cloud DNS でドメイン名を効率的に管理する方法
Google Cloud の Cloud DNS を使用してドメイン名を管理する方法を解説します。セットアップから高度な設定まで、step by step で学べます。

Cloud DNS とは
Cloud DNS は Google Cloud が提供する高性能で費用対効果の高いドメインネームシステム(DNS)サービスです。ウェブサイトやアプリケーションのドメイン名を管理し、ユーザーがドメイン名を使ってあなたのリソースにアクセスできるようにします。
Cloud DNS の主な特徴
- 高可用性と低レイテンシー
- セキュアな DNS サーバー
- プログラマブルな API
- 詳細な監視とロギング
Cloud DNS のセットアップ
1. Google Cloud プロジェクトの作成
まず、Google Cloud コンソールにアクセスし、新しいプロジェクトを作成します。
2. Cloud DNS API の有効化
プロジェクト内で Cloud DNS API を有効にします。これにより、Cloud DNS の機能が使えるようになります。
3. DNS ゾーンの作成
- Cloud DNS コンソールに移動
- 「ゾーンを作成」をクリック
- ゾーン名と DNS 名を入力
- 「作成」をクリック
レコードの管理
A レコードの追加
- 作成したゾーンを選択
- 「レコードセットを追加」をクリック
- 「A」を選択し、必要な情報を入力
- 「作成」をクリック
CNAME レコードの設定
CNAME レコードを使用して、サブドメインを別のドメインにマッピングできます。
www IN CNAME example.com.
MX レコードの設定
メールサーバーを指定するには、MX レコードを使用します。
@ IN MX 10 mail.example.com.
高度な設定
DNSSEC の有効化
DNSSEC を有効にすることで、DNS クエリの改ざんを防ぎ、セキュリティを向上させることができます。
- ゾーンの詳細ページに移動
- 「DNSSEC」タブをクリック
- 「有効にする」をクリック
カスタム TTL の設定
TTL(Time To Live)値を調整することで、DNS レコードのキャッシュ時間を制御できます。
モニタリングとトラブルシューティング
Cloud DNS は Cloud Monitoring と統合されており、DNS クエリのパフォーマンスや可用性を監視できます。問題が発生した場合は、ログを確認し、必要に応じて設定を調整します。
まとめ
Cloud DNS を使用することで、効率的かつセキュアにドメイン名を管理できます。高度な機能と柔軟な設定オプションにより、あらゆる規模のプロジェクトに対応可能です。
Google Cloud の他のサービスと組み合わせることで、さらに強力なインフラストラクチャを構築できます。詳しく学びたい方は、以下の書籍がおすすめです:
Cloud DNS を活用して、あなたのプロジェクトを次のレベルに引き上げましょう!